携帯電話のセールスマンから世界的スターとなった英オペラ歌手ポール・ポッツさん。(38歳)
家は貧しく、いつもいじめられていました。
そして自らの容姿に強いコンプレックスを持っていました。
そんな彼をささえてくれたのは、『歌』でした。
聖歌隊に入り、歌うことだけが、彼をつらい現実から救ってくれました。
いつしかオペラ歌手を夢見るようになっていましたが、オペラ歌手はみんなの憧れの職業。
どんなに歌を周りから褒められようとも、容姿にコンプレックスがあるポールさんは、自分に自信を持つ事が出来ませんでした。
ポールさんは、インターネットで知り合ったジュリー・アンさんと結婚。
「彼女は大親友でありながら、僕の奥さんでいてくれる人。
深刻にならないで、笑い飛ばしてくれるところが好き」
コンサートで毎回歌う「Cavatina」は、妻に贈る、感謝の気持ちだそうです。
新婚旅行から戻ってわずか3日。鎖骨を折る重傷で入院。
さらに腫瘍が見つかり、長期入院。
「『病める時も健やかなる時も、この人と一生います』という誓いの言葉を実践してくれた。」とポールさんは奥さんのことを語ります。
しかしだんだんと疲れ果てていく妻の姿に、ポールさんは決断します。オペラとの決別を。
歌にはお金がかかります。これ以上妻に迷惑をかけるわけにはいかないと。
歌を辞めて4年。
視聴率70%以上を誇るイギリスのオーディション番組
「ブリテンズ・ゴット・タレント」
と出会います。
最近、スーザン・ボイルさんで話題になったあの番組です。
「自分はこんなに太ってるし、お金も無いし、いい服も無い」
自信の無いポールさんは、迷ったあげく、周囲に黙って、こっそりと応募しました。
これを最後にしようと思っていたそうです。
そして本番のとき。
目の前の冴えない男に静まり返る会場。
しかし・・・
ポールが歌い始めると、観客は歓喜し、涙を流し、審査員達もあまりの素晴らしさに呆然とする人や、喜びのあまり手を組み祈りつつ目を輝かせている人もいました。
ポール・ポッツさんは2007年、その番組で優勝し、一夜にしてスターになりました。
そんな彼の歌の魅力も「心」でした。
彼の優しい人柄が歌ににじみでていました。
ニュースのコメンテーターの方が良い言葉を言っていました。
「自分を信じて、意思を持てば、道は開ける」自分を信じることの大切さ。
意志を持ち続けることの大切さ。
とても学ぶ事があると思います。
とくに
『持ち続ける』 という 『継続する力』 は、人生を良い方向に向かわせるための、とても重要な要因だと思います。
ちなみにポール・ポッツさんは現在日本に来ています。
昨日は丸の内でプレミアム・ライブを行ったそうです。
音楽と心の関係。過去記事。
『辻井伸行さんから学ぶ。大事なのは『心』。恐れや執着に捕らわれない事』クリック応援よろしくお願いします。


いつもありがとうございます。
みなさんに幸せがありますように。
- 関連記事
-